「chicken heart」の番外
あと一歩
「‥千早。」
「どうしたの‥?」
ホントどうしたよお前‥。いつも、HRに出た試しの何かねぇのに、朝っぱらから教室にいるなんて…。
「‥‥‥っ。」
「へ、へ‥?」
「何でもない。」
住吉よ‥‥お主も、立派な男よのう。好きな女の夏服に反応して、とっさに顔を逸らすとはな‥。
「そうなの…?具合良くないなら、保健室いこ?」
「…‥平気だ。」
お前、その沈黙は何のつもりなんだ‥!!何か?上目使いにナニな妄想でもしてるんだな!そうなんだな!!?
「う〜ん。大丈夫なら、いいけど‥‥あっ、今日のお昼は屋上で食べようね?お日様がポカポカして気持ちよくなりそうだし‥ね!」
「ああ。今日のおかずは?」
……知らなかった…!お前‥、手をつなぎたくて堪らないのに出来なくて、見てるこっちがヤキモキしちゃうような、そんなお前が弁当なんて作って貰ってた何て…!
あ、ちょっ、まて!‥あー、席に着いちまった。ちょっと、進行状態が知りたかったんだけど、更に話しかけ難いとこに……俺と横山の席が両極端だと知っての狼藉か!?
…まぁ、いいか。喧嘩三昧で荒れて、目を向ける事すら躊躇しちゃうような、雰囲気も無くなったし…それもこれも、横山のお陰か…。
ははっ。そうしなきゃ、彼奴に話しかけるなんて恐ろしくて、考える事すらしなかっただろうからなぁ。
…HRが始まる前に、話しかけに行くか!
[クラスメイト、1人の男子の決意。]
〜END〜